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薛芳艶さん

写真は、薛芳艶さん

大学生活


by 薛芳艶(中国、、早稲田京福語学院

  私は中国の短大を卒業して日本に来ました。日本語学校で勉強して亜細亜大学で経営学を勉強しました。大学には寮があって外国人だけでなく日本人も安い金額で住んでいました。私は友だちとアパートを借りていたので寮には入りませんでした。日本では外国人が住むところを借りるのはとても難しく、特に保証人を見つけられないのです。でも私の学校ではアパートを借りる学生には学校が保証人になってくれました。また留学生の20%ぐらいの人が奨学金をもらっていました。2万〜15万円ぐらいです。たとえ2万円でも私たちにはとても役に立っています。

  亜細亜大学は入学前から学生に勉強させます。入学前に覚えておかなければならない英語と日本語のリストが送られてきました。英語は日本人にも送られていたそうです。
 
  そして入学式の日私は1人で歩いていました。ほとんどの学生はご両親と一緒でした。その中に私と同じように1人で歩いている女の人を見つけました。どちらからともなく私たちは歩きながら話し始めました。式場では学部が違ったので離れてしまいましたが、その後彼女とは度々話をするようになりました。不思議な縁です。

 1年の時に1泊2日で神奈川でキャンプをしました。キャンプファイヤーをしたり散歩をしたり、日本人も外国人も一緒でとても楽しい経験でした。

 亜細亜大学は弁論大会を開いたり武蔵野市の幼稚園に行ったりなど留学生の活動が活発でした。私は勉強とアルバイトに明け暮れていたのであまり参加できなかったので残念でした。

 大学の勉強は小テスト、期末テスト、それに度々レポートを提出しなければならなかったので大変でした。でも私は経営学を学んでいて数学やコンピューターを使うことが多かったので日本語のハンディをあまり感じませんでした。授業は熱心な学生は前の方に座っていました。大教室の授業中にはおしゃべりするうるさい学生もいましたが気にしませんでした。

 アルバイトもしなければならかったので大学時代はあまり日本人の友だちができませんでした。大学院に進学したのでこれから新しい人間関係も築けると今から楽しみにしています。
(2010年6月)