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張莉娟さん

半ズボンと初詣


by 張莉娟(中国)

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 この写真は私がインターネットで探したのです。これは現在の日本の小学校の男の生徒の半ズボンの制服です。もともと、この制服をはいている男の生徒の写真を取るつもりだったけれども、本当に恥ずかしいから、あきらめてしまいました。

 実はこの写真、あるいはこの半ズボンの制服自身は変なところは何もないけれども、ここで言いたいことは、日本の男の小学生たちは冬のときにも、この制服をはいているのが本当に理解できません。天気はそんなに寒いなのに、半ズボンをはいて寒くないか、それに、体に悪くないかと私は思いました。中国の男の小学生もこのような半ズボンの制服を持っているけれども、ただ夏の時にはいて、冬には絶対はきません。日本の女の学生は冬でもスカートをはく伝統がありますけれども、男の小学生は冬の中に半ズボンをはく伝統もあるかと思いました。

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 この写真は浅草神社です。でも今日は神社のことではなくて、日本の初詣でのことについてちょっと話したいです。

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 初詣でとは何か、一言でいうと新年に始めて寺社へお参りすることです。にほんでは、特に仏教や神道の信者でなくても、正月にはその年の健康や幸せを祈るために寺社にお参りに行くという習慣があります。初詣での際はさい銭を捧げ、おみくじをひいたり、縁起物を買ったりします。有名な寺社は大変な人出になり、テレビのニュースでも必ず放映されます。中国にはこういう習慣はありません。ですから、日本人のこの習慣について、とても面白いと思います。日本人のこういう習慣を体験したかったから、今年(2005年)の1月1日に、私は友達と一緒に浅草神社へ行きました。でも、人が本当に多かったので、大変でした。初詣での習慣は多分日本だけあるかなあと思いました。(原文のまま)
〈2006年11月掲載〉

【注】 津田塾大学の交換留学生が自分たちの日本体験をまとめた文集「留学生の目に映った日本―変な不思議な日本―」(2005年、関麻由美先生指導)の中で、筆者の了解を得られた文章を紹介しています。自分の撮った写真に長目のコメントが付く形式です。シリーズで続きます。本文に問題個所もありますが、原文のまま掲載します。タイトルは編集部で付けました。