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ヨレンダさん
国際結婚の一番難しい問題
− ビザをめぐって(続)
by Yolanda Pun (Portuguese)

3 月 26 日、朝、主人と2人で入国管理局に向かいました。正直言って気分は重かったのですが、少し期待をしていました。

その日の入国管理局はいつものように業務が忙しそうで、問い合わせカウンターは無人の状態がしばらくつづき、係の方が対応してくれるまでは、ドキドキしながらまちました。

結果は、やっぱり認定書はまだできていませんでした。しかし、なぜか私の短期ビザの更新が出来ると言われ、申込の手続きをするようにと教えてくれました。前回はあんなに無理だと言われたのに。でも本当に助かりました。  4,000 円の手数料を支払い、その場で 3 カ月の更新が出来ました。これで、 6 月 26 日までは滞在が可能になり、認定書がその前に出来れば、帰国せずすみます。主人も安心して就職活動に集中ができ、うまく再就職ができれば、普通の暮らしが出来ると思います。

主人と付き合い始めた頃に、主人のお母さんが主人に「どうして日本人の女の子と付き合わないの?」と聞いたらしいのです。その言葉は、ずっと気になっていましたが、でもそれは、お母さんが私の事を差別しているのではなく、息子に対して、外国人と一緒になるといろいろと困難があり、中途半端な気持ちではなく、ふたりの未来について、十分な覚悟が必要だと伝えたのだと私は思います。

言葉の壁、伝統の壁、習慣の壁、そして法律の壁などなど、今まで一度も嫌と言わず、一緒に頑張ってくれた主人に心から感謝をしています。そして、周りでいつも暖かく見守ってくれたり、助けてくれた家族や友人達に感謝しています。いつも、いつも、ご迷惑や心配をかけて、本当にすみません。 (4月15日記)
(写真は、Yolanda Pun さん) 

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