クリスマス
連載「日本の行事12ヵ月」 −12月
by 北嶋 千鶴子

 12月になると日本各地でクリスマスライトアップが始まる。今年はどこに見に行こうかなどとクリスマスの話題で持ちきりだ。神戸のルミナリエを始め有名なクリスマス・イルミネーションを日本全国で見ることができる。

 今年は東京原宿のライトアップが復活して大勢の人を集めている。今回はLEDを使っているので木にも優しいし電力も少なくてすんでいる。このライトアップ日本では年々派手になっていて、本来のクリスマスとは益々かけ離れて行っている気がする。

 商業地ばかりではない、家の回りの飾り付けに凝って近所の人の目を楽しませている普通の家も多い。中にはテレビで放映されるほどの豪華な飾り付けをしている家もある。クリスマス・リースをドアに飾る家もある。この習慣は正月の門松などに比べるとまだ浸透しているとは言えない。またツリーを用意する家もある。

 日本でこんなにクリスマスが受け入れられていることに多くの外国人は驚いたり不思議に思ったりしている。日本人にとってクリスマスは宗教行事ではなく、単なるお祭りの一つに過ぎない。クリスチャンではないけれどクリスマスを楽しむことにかけては負けていない。

 24日には山のようなケーキや七面鳥の代わりに鶏の足が売られ、次々に買われていく。食事を楽しむために家族が集まり、恋人達はクリスマスデートで忙しい。幼い子どもが通う幼稚園や保育園ではクリスマス会が開かれる。

 プレゼントも用意される。サンタクロースの存在を信じている幼い子ども達も大勢いる。サンタの国に手紙を出す子もいる。クリスマスは子どもたちにとってお正月や誕生日とともにプレゼントをもらえるもう一つのチャンスになっている。
(12/01/2009)

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